救急救命士という職能が、自律のうえに専門職としての成熟を図るには、職域を超えた繋がりや自己研鑽が必要不可欠です。
救急救命士フォーラムではタイムリーなトピックスを用意し、幅広い職域の救急救命士が現場に生かすための情報を提供しています。
大会名
第4回救急救命士フォーラム
併催イベント
阪神淡路大震災30年特別企画『救急救命士 災害医療シンポジウム』
大会長挨拶
この度、神戸市において、第4回救急救命士フォーラムを開催する運びとなりました。
本フォーラムは、幅広い職域の救急救命士が集う機会の提供に加え、課題の抽出や意見交換、情報共有を目的に開催しており、第1回は『専門性』、第2回は『多様性』、第3回は『教育』というテーマで開催してまいりました。
超高齢社会など社会構造の変化、救急救命士法の改正、働き方改革、感染対応、DXなど、救急救命士を取り巻く環境は、目まぐるしく変化していますが、救急救命士がこれら変化をとらえ、次のステージに進むためには、職場や職域を超えて連携することが重要と考え、第4回につきましては、テーマを『連携』としました。
私は、神戸市の消防職員として、救急隊長や本部救急課でメディカルコントロールに携わってまいりました。その中で救急活動の質向上には、研修や検証、研究の積み重ねや医療機関との円滑な連携が、需要対策には民間や病院の救急車との連携が重要と感じています。
また、人材交流の一環で2年間、医療機関で勤務させていただいた経験があります。そこで病院救命士の体制作りに携わり今後の可能性に大きな期待を抱きました。消防機関、医療機関、人材育成や研究の中心にある教育機関が円滑に連携することが、より多くの人を助けることにつながると確信しています。本フォーラムでは、皆様に様々な立場から現状の課題や連携の取り組みを共有いただき、今後のあり方を議論できる実りのある場になるよう、各プログラムを準備させていただきたいと思います。
令和7年は、阪神淡路大震災から30年の節目の年です。
神戸市消防局では、平成7年1月17日は、消防が負けた日として刻まれています。あの日を起点に、消防や災害医療の世界では、緊急消防援助隊やDMAT、災害拠点病院など様々な対策が始動し、その後も東日本大震災や能登半島地震といった地震災害や各地での豪雨災害を経験する度、新たな課題を確認し、対応を進化させてきました。
救急救命士の世界は、この間にどのような進化をとげ、今後何を目指すべきでしょうか。
今回は併設イベントとして、阪神淡路大震災30年特別企画を開催いたします。これは、自然災害や多数傷病者発生時における救急救命士の対応に焦点をあてたシンポジウムとなっております。
連携の連には「なかま」、携には「手をとりあう」という意味があります。
是非とも神戸で開催する本フォーラムへお越しいただき、多種多様な「なかま」を見つけ、手をとり連携を深めていただけたら幸いです。
第4回救急救命士フォーラム
大会長 菊池 悠(神戸市消防局)
兵庫県救急救命研究会
主催
一般社団法人日本救急救命士協会
テーマ
救急救命士の連携
開催日時
2025年2月2日(日)
会場
神戸商工会議所会館
第1会場(神商ホール) :第4回救急救命士フォーラム
第2会場(第1・2会議室):併催イベント『救急救命士 災害医療シンポジウム』
企業展示会場(第3会議室):企業展示、ほか
大会長
菊池 悠(神戸市消防局) 兵庫県救急救命研究会
開催形式
現地開催・オンライン参加の「ハイブリット形式」による開催
プログラムスケジュール
第1会場(AM)
大会長講演:『救急救命士の変革と連携~今なぜ連携が必要か~』
シンポジウム(SY)1:『パラダイムシフトで考える救急救命士の働き方』
座長:中澤 真弓(日本体育大学)
演者:市成 卓也(株式会社ピースフル)
木本 浩平(堺市消防局)
高梨 利満(帝京大学)
前田 萌衣(明治国際医療大学)
一般発表(PP)1-①:『救急医療の質向上に向けた連携①』
座長:折戸 直樹(兵庫県救急救命研究会)
安齋 勝人(埼玉医科大学総合医療センター)
演者:片山 久瑠(埼玉医科大学総合医療センター)
小玉 響平(日本体育大学保健医療学部救急医療学科)
二宮 智将(Tri-Community South EMS)
三木 大輔(大阪EMS研究会)
第 1 会場(PM)
一般発表(PP)1-②:『救急医療の質向上に向けた連携②』
座長:折戸 直樹(兵庫県救急救命研究会)
安齋 勝人(埼玉医科大学総合医療センター)
演者:新居 大吾(明石市消防局)
嘉手川 将志(相澤病院)
小室 奈央(埼玉医科大学総合医療センター)
松谷 将平(埼玉医科大学総合医療センター)
シンポジウム(SY)2:『救急救命士による国際連携』
座長:白水 俊輔(はりま姫路総合医療センター〔姫路市消防局から出向〕)
演者:兼崎 陽太(大阪南消防局)
鈴木 健介(日本体育大学保健医療学部救急医療学科)
二宮 智将(Tri-Community South EMS)
播磨 賢(NPO法人 日本国際救急救助技術支援会[JPR])
矢場 春南(一般社団法人 Connecting Worlds)
総合討論:『救急救命士のキャリアと評価の在り方』
座長:高山 祐輔(帝京大学)
福島 圭介(日本救急救命士協会)
演者:池田 明子(海老名総合病院)
岸田 全人(埼玉医科大学総合医療センター)
清水 光治(富山大学)
杉山 隼(神戸大学)
ほか、計5名予定
第 2 会場(AM)
特別企画
シンポジウム(SY)3:『救急救命士による災害対応の変遷~阪神淡路大震災30年企画~』
座長:星野 誠治(兵庫県救急救命研究会)
アドバイザー:小谷 聡司(前 DMAT 事務局新興感染症対策課長)
アドバイザー:調整中(官公庁)
基調講演:星野 誠治(兵庫県救急救命研究会)
演者:清水 健太(熊本市消防局)
鈴木 健介(日本体育大学保健医療学部救急医療学科)
八井 聖子(恵寿総合病院)
ほか、計4名を予定
第 2 会場(PM)
一般発表(PP)2:『能登半島地震における救急救命士の活動』
座長:長谷 浩(明石市消防局)
アドバイザー:小森 健史(独立行政法人国立病院機構本部DMAT事務局)
演者:大西 健太(株式会社ピースフル)
習田 良輔(姫路市消防局)
遠山 笑里(埼玉医科大学国際医療センター)
西村 勇輝(千里救命救急センター)
門間 純大(株式会社ファーストエマージェンシー)
渡部 圭介(高崎総合医療センター)
パネルディスカッション(PD):『マスギャザリングを考える』
座長:一柳 保(高野町消防本部)
演者:大美賀 亜賀司(株式会社Clossries)
萱沼 実 (富士五湖消防本部)
曽根 悦子(国士舘大学)
松岡 篤史(公益社団法人2025年日本国際博覧会協会)
特別企画:全国救急救命NET(全救NET)企画
昼休み・ランチタイムプログラム
講演 『官民連携の新たな搬送システムを目指して』
(講師)北九州市立八幡病院 名誉院長
救命救急センター・災害医療研修センター 統括責任者
伊藤 重彦 先生
共催:フィルタス株式会社
救急救命士合同リクルーティングフェア 合同採用説明会
第4回救急救命士フォーラム会場内にて開催
第4回救急救命士フォーラム実行委員会一同
更新情報
- 第 4 回プログラム・演題募集第1会場(AM)大会長講演:『救急救命士の変革と連携~今なぜ連携が必要か~』菊池 悠(神戸市消防局) 兵庫県救急救命研究会 シンポジウム(SY)1:『パラダイムシフトで考える救急救命士の働き方』日本の… 続きを読む: 第 4 回プログラム・演題募集
- 第3回救急救命士フォーラム2024年3月17日(日)第3回救急救命士フォーラム、多くの皆様にご参加頂き盛会のうちに終了いたしました。ご参加いただきました皆様方、関係各位のご協力に心より感謝申し上げます。 第3回救急救命士フォー… 続きを読む: 第3回救急救命士フォーラム
- パブリックコメントの募集がはじまりました各セッションについて、皆様のご意見、ご質問を募集します。頂いた内容は各セッションの座長に共有します。 第3回救急救命士フォーラム パブリックコメント(意見公募)募集フォーム
協賛社一覧
栄和産業株式会社
株式会社高研
株式会社櫻井興業
ソラーレ株式会社
特定非営利活動法人日本国救急救助技術支援会(JPR)
日本船舶薬品株式会社
フィルタス株式会社
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